アントニア航海記 <回航編>

 

清水千里

 この度、ブルー上海メンバーでオーナー安藤さんのアントニアに乗船して、アリランレースに参加することとなりました。
 この一月あまり、坂田キャプテン、安藤オーナーをはじめ、クルー全員で様々な準備、整備を行ってきました。

 レースに先立ち、アントニアは4/6(金)23:10夢の島マリーナを出航し、4/10(火)16:00博多・マリノアに無事到着いた しました。皆さまには感謝いたします。

 先ずはレースに向けての博多・マリノアまでの回航の様子を簡単ですが報告させていただきます。

 4/6(金)23:10
  オーナーとオ−ナーのご家族、回航に参加出来ないクルーの方々に見送られ、博多に向けて出航。
 メンバーはキャプテン、ボースン、クルー6名の総勢8名。
 お天気はくもり。風も波も穏やか。静かな船出となりました。2組に分かれ3時間交代でウォッチ。


 
 


はじめての朝まるでアントニアを追いかけてくるかのように朝日が昇ってきます。 

 

 
 

 4/7(土)10:35
 神子元通過。

 
 
お天気にも恵まれ、前進あるのみ!

 

 
 

 20:00
 夕方から雨が降り始め、風も出てきました。
 4時間交代でウォッチ。
 視界が悪く、緊張の時間が続きます。

 

 
 

 4/8(日) 04:00
 昨夜の雨が嘘のように空には月が。
 熊野灘沖。最初の停泊地・串本まで7時間くらい。
 北の風8ノット。2ボン。

 10:00
 串本到着。給油を済ませ10:40出航。

 

 
 
給油中のアントニア

 


再び出発
 
 

 12:30
 大橋をくぐろうとしましたが、マストが引っかかりそうだということで、潮岬をまわることに。
 潮岬の灯台を通過。 
 当初、田辺港で鳴門の潮待ちをする予定にしていましたが、変更して直接鳴門に向かうことに。
      
 23:00
 鳴門海峡通過。
 その後、高松港には寄らず、ひうち灘を来島海峡に向かって航海。
 四国・三豊・仁尾マリーナにて給水、給油。またすぐ出発。

 4/9(月)16:27
 来島海峡通過。

 

 
 
来島海峡を通過。明日の朝は九州です。

 

 
   4/10(火)6:18
 関門直前。
 夜は満点の星で夜光虫がきれいでした。
 まるで銀河鉄道のようでした。

 

 
 
関門直前に日の出を迎えました。

 

 
 

 16:00
 博多到着。
  「博多・マリノアに無事到着しました。皆さんありがとうございました。」 キャプテン坂田

 

 
 
皆さん、ありがとうございました。

マリノア係留

 

 
 
回航メンバー

 


キャプテン
 
 

 

 
 

 今後、5/2(水)に行われるレースにむけて、4/27(金)にメンバーは博多に飛び、再びアントーニアで博多から対馬経由で釜山に向かいます。
 また、アントニアはレースで博多に戻ってきた後、ハウステンボスまで回航。
 夏までハウステンボスに停泊後、お盆の頃にまた夢の島マリーナに戻ってきます。
 博多から釜山までの回航、アリランレースの模様はまた後日報告できるかと思います。
 至らない点が多々あると思いますが、取り急ぎ報告いたしました。

 アントニアでの海外レースは初めてです。
 どうかご声援よろしくお願いいたします。

アントニア・アリランレース参加者一同