オーナー無視のTTCに抗議する

 

事の発端は去る8月21日から22日にかけて起きた深夜の大騒動だ。

 

 

 [8月23日付けTYCメーリングリスト00789より]

 T-16バースの木下です、土曜日の夜は仕事から解放され愛艇に行き沢山の仲間とともにあまり飲めないお酒でハッピーになり、また自艇でゆったりとして幸せをかみしめるのが私の週末の恒例です、しかし8月21日から22日の深夜1時にまでおよぶレストランでのすざまじい喧騒にはただただあきれるばかりです、しかも深夜の午前一時すぎまでどすんどすんと・・・・

 マリーナ事務局とレストランとの契約関係はどのようなものかは知りませんがこれではマリーナを利用している我々の存在は完全に無視されているようです。マリーナは我々に対して出来うる限りのサービスを提供すべきであり、それに反して深夜におよぶ喧騒を認めるのは如何なものでしょうか。(パトカーでも呼ぼうか)
 この騒ぎに憤慨したオーナー、駆けつけた和田TYC会長、長沢前会長が田部井マリーナ管理室長をマリーナに呼び出し、事の詳細を問いただした。その結果以下のことが判明した。

[8月23日付けTYCメーリングリスト00792より]

@このコンサートは、9月11日・12日に行う「RAWLIFE」コンサートの為のプレであった事。本番では3000人を、越える部外者とオールナイトの巨大音のコンサートが行なわれる。

Aコンサートの時間を、22日 1:00まで許可していた事。

B深夜 1 時までマリーナの設備を使用させながら管理室には管理者がだれも居なかった事。室長は、午後9時前には退室しその後の責任者が不在であった。コンサートの詳細を管理室に問う電話も警備室止まりでマリーナにいたオーナーへの対応が出来ていなかった事。

C駐車場への通路に不法駐車が続発し、車の誘導管理が出来ていなかった事。コンサートピーク時、午後9時頃には、20数台の車両が不法駐車しマリーナ在籍のオーナーが駐車できず大変だった。

Dコンサートでの出力音量を10時をめどに下げる約束があったにも関わらず最初から最後まで巨大音を出し続けた事。

E今回のコンサートを周知させる為のアナウンスが不徹底であった事。
 さらにこのイベントのサイトを調べてみると

http://www.rawlife.jp/i/index.htmlより]

 コ・ン・ニ・チ・ワ!こちらはこの夏最後の楽園フェス〈ロウ・ライフ〉のウェブサイトです! 亜熱帯植物が繁茂する新木場は夢の島公園内の、夢の島マリーナなる楽園にてパーティをおっぱじめます。ときは9月11日の深夜、EYE、フォース・オブ・ネイチャー、瀧見憲司、井上薫という極上ご気楽ブッキングで前夜祭はスタートです。舞台は海に接した一面芝生のだだっ広い空き地。同時に、隣接するレストランのテラス(クルーザーが見える)では、ラウンジDJもスタート。そしてそのレストランでは極上のタイ料理をはじめとする料理長の技に舌鼓を打つべし打つべし。と、同時に芝生スペースでは、世界各国のエスニックな屋台がズラリと並びます。また、フリーマーケットもたくさん出るので、酒代以外の予算も多めに持ってこよう。そして朝日と共に狂乱(予定)の前夜祭が終わるやいなや(朝9時頃)、その芝生のメインスペース(グラスステージといいます)にて、怒濤の20組以上のライブ開始!! 2ステージ設置するから、待ち時間なしで矢継ぎ早にバンドが登場します。そんななか視線を横にズラすと、グラスステージとレストランを繋ぐGメン75みたいな広い道路では(正確には駐車場)、ホコ天風ライブが。ナチュカラ、コパ、ユアソンなどのゆる〜いグラスステージの真横で、ストラグル、レベル・ファミリア、シロー、モユニジュモなどが大暴れです! そしてさらに視線をズラすと、高円寺のターボ・ソニック&新宿のロス・アプソンによる、ラジカセサウンドシステムが無意味にドカンと構えた景色にぶつかるでしょう。てな感じの楽園フェスですが、当日は、ずっと芝生で寝てるもよし、踊るもよし、食う呑むもよし、買い物するもよしと、いろんな楽しみ方が待ってます! 学校や仕事のことはとりあえず忘れて、新木場に集合です!! 

 なんと、9月11日の夜からオールナイト、さらに翌日22日の夜9時まで24時間ぶっ続けで狂乱怒濤のライブ。およそマリンライフとは縁も興味もなさそうなアルコールを飲んだ若者が大挙してマリーナに押し寄せる。われわれマリーナ利用者にとっては迷惑以外の何物でもない、とんでもない企画。しかもオーナーになんの説明もなく理解を求めることもなく...いったいマリーナ管理室は何を考えているのか?
 和田会長はこの事態の責任の所在を明確にし、マリーナ全オーナーへの謝罪とこのプランの説明を求めた。
それに対し送られてきたのが8月27日の朝に届いた1枚の葉書である。何の謝罪の言葉も無い、ただ説明をするという内容。しかも8月27日午後7時に開催するという。ふざけるな!今日じゃないか!


8月27日午後7時マリーナ2階会議室 説明会

 

 
 

 TTCからは宮沢事業部長、田部井マリーナ管理室長、大野前マリーナ管理室長。
利用者は和田TYC会長、坂田名誉会長、長沢前会長、立石前相談役をはじめ、この事態に危機を感じたオーナー30人以上が集まった。

 
 
TTC 東京テレポートセンター

 


30人以上のオーナーが集まった
 
 

大野前室長:マリーナの活性化を目的として今回のイベントを企画した。レストランの収益増にも繋がる。

オーナー:こんな形の賑わいはいらない。マリーナの活性化には繋がらない。
オーナー:ああいった催しの是非そのものについて話したい。マリーナのコンセプトについて整理しろ。基本的なことを聞きたい。このマリーナは誰のためのマリーナなのか?

大野前室長:契約者、オーナーのためにある。

オーナー:契約者、オーナーが第1だと言うなら、なぜ我々に説明し我々の理解を求めようとしないのか?

大野前室長:このような企画はディスクローズする時期は慎重に考えなければならない。

オーナー:勝手に決め、説明もしない。事が起きてから慌てて説明する、それでは反感を買うだけだ。
オーナー:11日土曜日のブレステージで1時まで音を出してもいいと許可したのは誰か?船にいるオーナーにとって、それがどういう結果を生むか考えたことはあるのか?連絡を付けたくても守衛どまり、イベントが終わるまで管理者がマリーナにいないというのはどういうことか?駐車場に車が入れない、駐車場の管理はどうなっていたのか?本番では朝までコンサートをやるようだが、ふざけるな。ドラッグをやるような連中も中にはいるかもしれない。そういったことに責任がとれるのか?誰のためのコンサートなのかはっきりしろ。
オーナー:朝まで音楽をかけて踊らすのは風営法に引っかからないのか?東京都の公共の場所でできるのか?ディスコは12時以降営業していない。
オーナー:イベントでやるには可能だ。臨海副都心あたりでやっている。
オーナー:駐車場の車へのイタズラ、自転車やバイクを勝手に持ち出す、さらに船に被害があった場合誰が弁償するのか?

田部井室長:イベント会社が弁償する。

オーナー:イベント会社は信用できるのか?TTCが弁償すべきであろう。それにしても被害を証明するのも面倒な話だ。

田部井室長:契約者に迷惑をかけるのは申し訳ないが、なんとかご理解いただきたい。今から中止というのは難しい。もうすでにチケットも販売してるし、契約上の問題も発生する。今後一切このような夜のイベントは行わないので、なんとか今回だけはご理解を賜りたい。今後はイベントについて判断に迷ったときは運営協議会に相談する。

オーナー:それはまちがっている。判断に迷ったときではなく、企画する場合、まず最初に相談すべきだ。
オーナー:ただちに中止せよ!

田部井室長:なんとかご理解いただきたい。今回のイベントを行いたい。

オーナー:あんた達のためを思って言ってるんだよ。あんたら首が飛ぶよ。
オーナー:ふざけるな!やめろといってるのが聞こえないのか!実力で阻止するぞ!
オーナー:係留料不払いも考える必要がある。

〜下品な怒号なので割愛〜

 

 
 
大野前マリーナ管理室長

 


安部事業部長
 
 
大野前室長が来てからこのマリーナはおかしくなった...

 


田部井マリーナ管理室長
 
 

宮沢事業部長、田部井マリーナ管理室長、大野前マリーナ管理室長退場。

 係留者たるオーナーは係留料を払い、TTCは快適で安全なマリーナを提供する。というのが契約の基本であり、TTCはそれに違反した行為を行おうとしている。という弁護士のアドバイスにより、TTC宛にイベントの全面中止と強行した場合に責任を誰がどうとるのか?・・に対する明確な回答を要求する内容証明の送付を即行う事にした。

 

 
 
このマリーナは誰のためのマリーナなのか?

 

 
   9月11日自分の艇が心配なオーナーは自艇に泊まって艇の安全を守る必要がある。

 若者たち、アルコールが入りハイになった若者たち、なかにはドラッグや葉っぱをやっているものもいるのではないかといわれる若者たち、彼らが2000人、オールナイトで夢の島マリーナを徘徊する。危険ではないか?我々の大事な財産はきちんと保全されるのか?オールナイト...電車のなくなった後、彼らはいったいどこで眠るのか?我々の愛する艇に潜り込む輩が絶対にいないと誰が断言できるのか?自転車バイクの類を勝手に持ち出す輩がいないと誰が断言できるのか?駐車場にとめてある我々の車に悪さをする輩がいないと誰が断言できるのか?

 我々は高い係留料を払ってマリーナを借りている。借りているのは艇が係留している水面だけか?違う、ポンツーンもそう、陸電設備もそう、トイレも桟橋もアトリウムも駐車場もそうだ。そもそも、我々が借りているアトリウムや駐車場を我々に何の断りも説明もなく、イベント会社にタダで貸すということは法律的に問題ないのか?船を別荘代わりにしているオーナーもいる。週末に静かな中で船に揺られながら一人または二人で酒を飲むのが楽しみという人もいる。または気のあった仲間たちで小さなパーティを楽しむ人たちもいる。まったく迷惑な話だ、ふだん静かなマリーナが喧騒と人ごみに変わる。

 しかも驚いたことにイベント企画会社に無償でマリーナの使用を許可しているということだ。無償?タダ?なんで?なかにはイベント会社からマリーナ室長あたりにお金が還流しているのではないか、と穿った見方をする人もいた。

 マリーナの活性化を求めている、それは本来のマリーナの活性化であり、当然その根本にはマリンスポーツの振興という理念が無くてはならない。海とは関係ない若者を多数深夜まで集め、我々のマリーナでドンチャン騒ぎをする...何が活性化だ!ふざけるな!というのがオーナーの大方の意見だろう。
 
       
  このイベントは、
我々海と船を愛するオーナー、クルーにとってなんのメリットも無い!

我々の財産がおびやかされている!

確実に我々の権利が侵されている!

説明会における再三の申し入れに対しても、
マリーナ管理室はあくまでも強行する姿勢を崩していない。

TYCの方針は明確である。このようなバカげたイベントは断固阻止!である。

我々の抗議すべき相手はイベント会社やレストランではない、
当日イベントを楽しみに来る若者たちでもない。
オーナーを無視するTTC、東京テレポート、マリーナ管理室である。

マリーナ管理室長 田部井(たべい)に抗議の電話を! 電話番号は03-5569-2710