Introduction
会長 小島 正和
(Cristal Tango)
2020年から世界中が新型コロナウィルスの蔓延で仕事と生活様式が大きく変わり、東京ヨットクラブ(TYC)の活動も政府および東京都の要請で大幅に制限されてきました。今年で3年が過ぎ、感染は相変わらず収まりませんが、重症者が減少しており、規制がだいぶ緩和されてきています。社会全体の動きが良くなっており、TYCも日常の活動を取り戻したいと思っています。
ただ、インフルエンザの流行も懸念されている事から、まだまだ感染予防をしなければなりません。
さて、東京ヨットクラブ(TYC)は、1992年(平成4年)3月に東京夢の島マリーナ開港後すぐに設立されました。今年は2月にTYC設立30周年記念祝賀会を帝国ホテルで催します。設立当初からTYCではパワーボートの皆さまとヨットの皆さまが一緒に楽しみながら活動を続けております。
TYCでは、海上での安全対策はもちろん、マリーナ運営母体でありますスバル興業殿また海上保安部殿および関東小型船安全協会(小安協)殿と連携・協議しながら健全な海洋スポーツ・レジャーを推進していきたいと思っております。
その中で、TYC発足当初からマリンスポーツを通じて、TYCの3原則を訴えてきました。
それは、
1.安全性の追求
2.帆走技術・操船技術の向上
3.会員同士の親睦
すなわち、安全第一を最優先に、帆走技術・操船技術の向上、そして夢の島マリーナ係留艇およびスタッフの皆様はもちろん、他マリーナ・クラブさらには海外のマリーナ・クラブの皆様との交流を深めることによって、すばらしいマリンライフを創造するとともにシーマンシップの向上を図る事を目的としております。
最近は地球の温暖化、それに伴う異常気象の多発でヨット・ボート関係者にも甚大な被害が発生しております。皆さんで情報を共有しながら自分たちの命と財産を守る手立てを考えなければなりません。
また、海洋汚染の問題にも海を愛する一人一人が意識を高め、取り組んでいかなければいけないと思います。
私たちのゲレンデである東京湾を、より魅力的な海にしていこうではありませんか!
令和5年吉日 東京ヨットクラブ会長 小島 正和