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イベントレポート

Event Report

TYCのシリーズレース最終戦の翌週11日に、夢の島カップ2012が開催されました。

夢の島カップはいつものブイ回りレースと違い、京葉シーバースと海ほたる横断橋の間に設置されたブイを往復するセミロングレース。

前日の天気予報では天候は下り坂、午後からは雨模様で風は北から東に回る予想の中、35艇のエントリーがありました。

朝7時半、艇長会議では、スタートラインを完全に超すまではスピンホイストは禁止ということとともに、いつものクラス別スタートではなく、一斉スタートということが告げられます。

スタートラインは一斉スタートに備えて少し長めに設置。 それでも35艇もいると、ラインを流す艇も混雑しているように見えます。 風は6kt〜9ktくらいか。

スタート1分前、スターボードで、いつもと逆にリミットマークから本部船に向かって流す艇と、それをよけながらポートスタートを狙う艇が交差して、それぞれいい位置を狙います。

定刻を5分過ぎて09:05にスタート!
本部船寄りからはスタボーでステラⅢが、続いてボーンフリー・ハートがポートでスタートしていきます。 リミットマーク寄りからはCAVOK、レティシア・ドゥ、NAONAO、早稲丸、Zephyrosなどがポートからバウダウンしていいスタート、次々にスピンを上げていきます。

風が少し上がり、東に回ったようで、マークまではポート一本のスピード競争。 各艇6〜7kt前後のスピード。 

レティシア・ドゥ、コンステレーション、Quatre HIROの40ftクラスにCAVOKらがマークへのラムラインでTOP艇団を構成。

その後、NAONAO、早稲丸、Zephyros、Ariadne とレースクラスBとCの艇が続きます。

上側では久しぶりレース出場のSTRAY DOGとASTOが並走。 下側からはステラ、ボーンフリー・ハート、そんごくう・・・

クルージングクラスでは下側から上り気味で義船がスピードを上げてきます。 

他の艇もマストヘッドスピンの艇などがいいスピードで続いています。

上マークはレティシア・ドゥ、CAVOKの順で回航、その後ポートスピンランで次々と回航していきます。

少し風が落ちてきたのか、マーク直前までスピンで入ってくる。 スピンダウンが遅れてオーバーセールする艇や、即タックしたいのにポールダウンが遅れた艇もありましたが、回航後、クローズホールドでフィニッシュマークに向かいます。

マーク回航後の上りでは、少し風が落ち、北へ少し戻ったが、10度〜20度の範囲で振れるという難しい風となります。

風に合せてのタッキングマッチやモードチェンジ、約1時間、うまく合せて上りを走った艇が順位を上げたようです。

今年好調のレティシア・ドゥが1時間27分でファーストフィニッシュ。 

修正でもレースクラスA第1位。 有終の美を飾ります。

レースクラスBは、TYCレース初参加のNAONAO(サロナ34)が着順1位、修正1位でフィニッシュ。

来年からTYC通常のレースにも参加予定だとか・・・

レースクラスCではフィニッシュ直前で同クラスの早稲丸をかわしてZephyrosが着順1位、修正1位でフィニッシュ。 

前週、ゴール前の神風で翻弄されたうっぷんを晴らします。

クルージングクラスでは義船が着順1位でフィニッシュするも、修正では、今年TYCレース全出場しているBlue Peter(ALERION28)が念願の初優勝です。

表彰式では優勝賞品のゴールドに輝くスパークリングワインが贈られました。

これで今年のTYC主催レースは、シリーズ10戦にこの夢の島カップを含めた全11戦が終了となりました。 

微風のレースが多い年でしたが、大きな事故もなく無事終了できたのは、会員の皆さまのご協力と努力、そしてシーマンシップの賜かと思います。

ありがとうございました。

なお、12月1日(土)に、17:30〜年間表彰式、18:30〜忘年会がマリーナで開催されます。 

多くの皆さんの参加をお待ちしています。

夢の島カップ コミッティ: ランドフォー & ハートオブニッポン