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レース参戦記

Record Of Race Participation

≪第8戦、レースクラスCクラスでASTOとマッチレース(笑)をしていたZephyrosから第8戦参戦記です。 2艇は同ハンディ、先にフィニッシュする方が上にくるという2艇でのレースはどうだったでしょうか・・・(編)≫

スバルザカップ、トウキョウズカップ、保田レースとロングが続いた後の久々のブイ回りレース。 微風を想定してか、距離は超短め。
しかしながら風は思いのほかいい風である。 こうなると、いつも以上にスタートが、次いでタック・ジャイブ・回航などにミスしないことが重要なファクターになってくる。

比較的すいているマーク寄りからいいスタート。 上側にはやはりCクラスのASTOと早稲丸がいいスタート。

第1上マークは4番手(ASTOが2番手)
ここでヘルムをクルーに代わり、ピット兼トリムへ

第2下マークではASTO、早稲丸についで3番手(ほとんど連なって回航という感じ)
それにしても、マークからマークまでの間、10分間もないわけで、久しぶりのピット兼トリムは疲れる、疲れる(笑)

この上りで二番手に上がり、このあたりでお互いに意識しているのがわかる
「ひとつ失敗すればひっくり返るから、確実に、でも急いで」
この緊張感が楽しい!

第3上ではASTOのすぐ後ろ2番手で最終マークへ
この時のスピンはマーク回航とほぼ同時に開いている(と感じたけど、今度ビデオ見てみよう)

最後の下マーク、スピン取り込みからクローズホールドまでの時間でついにASTOの上側でトップ並走
「下ぉ〜!」と声をかけながらASTOがラフィング、「まだ余裕ある。OK、少し上らせて・・・」
「いやぁ〜、マッチレースみたいだねぇ〜」とASTOから・・・
「ずぅ〜っと一緒に競っていて楽しいですねぇ〜」とこっちから

うちの下で少しずつ角度を落としたASTOとの差を広げたところで、左海面に戻す。(『今日のマッチレースはこっちの勝ちぃ〜』と心の声)

その後先に左に返していた3番手、4番手がいい風を拾ってフィニッシュ手前でミート、なんとかファーストフィニッシュをキープでゴール
修正では2位となってしまう。(ちと残念)

レースが終わり、桟橋でASTOさんと・・・
「今日はお疲れ様〜、いや、短くて忙しかったけど、楽しかったね〜」A
「走りながら『マッチだね』なんて会話、初めてですね」Z
「Cクラスはミスひとつで順位ひっくり返るし、面白いね。どうだった?」A
「トップフィニッシュしたけど、修正だと左よかったみたいで、2位かな」Z
「いや、お互いあそこでは後、気にしてなかったね、それに後も最終レグ、うちらの前に行くには逆行くしかないしね・・・」A
こんな会話もライバル?艇あってこそ楽しめる。

終わってのクルーとの飲み会でも「いやぁ〜、あそこはやはりASTOを抑えていくところでしょ。うちのクラスだと今年はASTOが一番だしね(笑)」(ゴメンナサイ)

次回10月のレースも今回みたいなマッチを楽しめるといいな!

記:Zephyros 山本

≪絶対的なスピードや順位を競うのとは、また少し違う楽しみがあるのがレースかもしれませんね・・・(編)≫