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レース参戦記

Record Of Race Participation

2012 Seoul Invitational Regatta 遠征記  記:平生進一

700ヨットクラブ秦会長企画のヨットレースに中内さん(シエスタ)、金子さん久我さん(松風)と一緒に4人で参加してきました。

9月21日昼に金浦空港に到着、中内さんと落ち合いヒルトンミレニアムホテルにチェックイン。タクシーで20分ほどの700ヨットクラブに到着。

クラブは漢江に浮かぶバージの上に作られている。250坪ほどのバージに150坪ほどの近代的なクラブハウスが建っている。

ハウス周辺はバージの甲板で一部は屋外テラス風になっている。

クラブ艇は目前の漢江に係留されているものと4〜5艇はバージに直接横抱きされている。

TYC1号艇となったアドミラリティー30(平生、中内、アンドリュー、陳)は過激なスポーツボート。

9Mの超細身の艇体にガンポール1mを付け、
幅は1.7m、ドラフト2.2mウイング付きバルブキールをつけた怪物。

スタビリティーがメチャ高く(バラスト比65%)今までみたこともない代物。

YOUTUBEでADOMIRALITY30で検索するとどんな船か理解できると思います。

3時頃から秦会長にも乗っていただき初試乗。

45度くらいヒールしてもヘルムが変わらないクローズの走り、アテ気味に走らせるとすごく早い(7ノット近くでるときもある)。

タック時は極端にスピードダウン。

巨大ジェネカーはミスるとすぐ海の中、上げるのが大変、レースでこれをやったらアウト。

夕方には金子さん久我さんも合流。(TYC2号艇 J-24)

夜はクラブハウステラスで歓迎ディナー。

漢江の夜景がきれい、夜風が気持ちいい。

小島会長からのレターや私のスピーチをハングルに同時通訳していただきました。

翌22日はレース当日

昼頃クラブハウスへ、お弁当をご馳走になり艇の艤装などをやっていると周辺クラブからヨットが集まってくる。

屋外テラスにレースチームの輪ができ雰囲気が盛り上がってくる。

3時から艇長会議、簡単なレクチャー、マルチハルクラス4艇とモノハルクラス10艇、5分間隔のスタート上下2レグ。距離1.5マイル位らしい。

モノハルクラスはTYCバージ旗、マルチハルクラスは700ヨットクラブ旗と気を遣ってくれる。

モノハルはアドミラリティー30 2隻(TCF1.04)、
ヤマハフェスタ31 1隻(0.974)
プラトー25 1隻(0.975)
J-24 2隻(0.905)ほかヤマハ31、26やハンター31等10隻がエントリー。

ライバルは前評判高い釜山ヨットクラブからのプラトーと700ヨットクラブのアドミラリティー30、ヤマハフェスタ31といったところか。

レースは4時過ぎスタート、2レース。

TYC1号は2レースともファーストホーム、修正1位(上下2レグ38分、31分)。

TYC2号は5位となる。

レース海面が近いので着艇する頃の6時過ぎにはビールパーティーが始まっている。

レースメンバーが集うテラス席は4分の1が欧米人、会話も英語中心好きなレースの話なのでコミュニケーションも何とか出来る。

料理サービスは商業マリーナなので十分満足できました。

パーティーもたけなわ、夜風が気持ちよくなる頃、表彰式が行われた。

モノハルはTYC1号が優勝
2位が700ヨットクラブのアドミラリティー30
3位が釜山ヨットクラブのプラトーとなる。

TYC2号は5位と健闘。 TYCここに有りと大いに気分良し。

TYCのレースにも乗りに来てくださいと優勝スピーチをした。

パーティーお開きになる頃しみじみ漢江を見やるときれいな夜景の中ヨットのマストが揺れていていい時間を過ごさせてもらったなー

700ヨットクラブ、そして秦会長に感謝の2日間でした。

             東京ヨットクラブ 副会長(ボーンフリーハート)
                           平生進一

親善レース遠征へ至った経緯  記:TYC会長 小島正和

ソウル700ヨットクラブの招待で、TYCから平生さん(ボーンフリーハート)、中内さん(シエスタⅡ)、金子さん、久我さん(まつかぜ)がソウルの漢江で2チームに分かれてレースに参戦しました。

ソウル700ヨットクラブとTYCとの関係はまだ始まったばかりですが、今年の7月の第4回スバルザカップに秦会長をはじめ700ヨットクラブのメンバーの方たちが来日されて金子さんの”まつかぜ”に乗船して参戦する事になっていました。

残念ながらスバルザカップは強風でレース中止になってしまいましたが、TYCの役員と懇親会を開催しました。
その時、9月にTYCの招待レースをソウルで行いたいと言うお話があり、今回実現したものであります。

平生副会長のお話にもありますように、秦会長をはじめ700ヨットクラブの皆様に大変お世話になりました。
これからも隣国のヨット仲間としていろいろな形で交流をしていきたいと思っております。