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イベントレポート

Event Report

4月16日日曜、浦安ディズニィランド沖~千葉沖でTYC年間ポイントレース第2戦が開催された。今回は往復11マイルのショートオフショア、参加は4クラス27艇。天候晴れ、気温25℃。この時期とは思えないような暖かいレース日和。風は南寄り、午前中5~10ノット、昼過ぎから徐々に吹き上がる予報。コミティはASTO艇、みち艇が担当。本部船ASTO艇9時ドッグアウト、9時30分スタート予定海域到着。海況は風速5ノット,風向SWS185~190°、波高0.5m。

まずは所定のスタート経緯度ポイントに向かい、そのまま経度は変えずに、0.8マイル南下してスタートラインをE90°距離150mに設定。10時海上エントリー開始。Gone With The Wind艇を最後に参加予定27艇全艇の海上エントリー完了。

スタートライン決定後、GPSによる位置確認やその後の計算に手間取り、目標マークへの方位、距離(S173°距離5.5マイル)の掲示がやや遅れたが何とか間に合わせた。

定刻10時30分、クルージングクラス、レースクラスC 13艇がスタート。全艇スタボータックほぼ上り一杯、ライン中央から早稲丸、ベガⅢ、尾長鮫の3艇が飛び出しリコール。早稲丸はすぐ解消するが他2艇はそのまま沖へ。ベガⅢが気づき反転、ゆっくり戻りスタート信号8分40秒後ようやく解消。通常はスタート信号後4分以内のスタートだが、ショートオフショアは10分以内。このルールに救われ9分20秒後に無事スタート、1艇のみ右に伸ばし西下して行った。このコース取りがズバリ的中。ヨットレースは何が幸いするか本当にわかりません。まだ1艇リコール解消しておらずX旗はそのまま。

予定通りスタート5分前10時40分、X旗降下と同時にクラスA、B旗を掲揚。10時45分、レースクラスA、B 14艇がスタート。ライン中央からGUMBOⅡ、ネフェルティティ2艇がリコール。こちらは2艇ともにすぐに解消、流石です。殆どの艇が左海面へ、そのままコース東サイドに伸ばして行った。

11時25分、オージーガールよりリタイアの報告。自力での帰港を確認。マーク廻航、11時28分ベガⅢがトップ廻航。スタートは大きく出遅れたものの、東海面を走ったトップ艇団をゴボウ抜き。その後約4分遅れてコンステレーション、義船などの艇団が続く。

ほぼ12時前には全艇26艇がマーク廻航。その頃には風が西へ20°くらい振れていて、目敏い艇はジャイブしてからスピンアップ。そのままベアセットの艇を抜いた艇もあった。

本部船は早めにフィニシュラインをE90°距離50mに移動。早くも11時40分頃には、トップ集団のスピネーカーが本部艇から視認出来る距離まで近づいており、コミティもフィニュッシュ体制に・・・。この頃には風速15~20ノット、波高1.5m。うまくサーフィングさせると中型艇でも8ノットオーバの艇速での帆走。走錨に備えGPSでの位置確認、コンパストランジットで万全を期すが、案の定、少し北へ流れ出す。エンジン始動し微速前進、ゴール完了まで定点確保に苦労する。

11時59分過ぎ、ベガⅢ艇がトップフィニシュ。2番手はコンステレーション、3番手は義船。そのすぐ後にレティシァドゥなど大型艇が次々と続く。その後も間断なくゴールが続き、12時28分には26艇全艇がゴールとなった。

各クラス優勝艇は、レースクラスA:Forte、クラスB:ハートオブニッポンクラスC:ベガⅢ、クルージングクラス:AQUAの各艇。総合順位は、優勝:ベカⅢ、準優勝:Forte、3位コンステレーション。入賞の皆様おめでとうございます。

追記今回オフショアという事もあり安全を考慮して、本部艇からVHF無線により、いろいろな情報を積極的に発信いたしました。これにより無線機搭載有無での利益不利益が生ずるとの意見もありますが、東京ヨットクラブではVHF無線機の搭載、使用を強く推奨しておりますのでご理解をお願いいたします。(この件については艇長会議でも周知しております)

来月はTYC第3戦東京港レガッタ、第3戦の表彰式があります。また第1、2戦含めて前半戦の懇親会・表彰式も併せて開催します。

コミティ感想レース参加各艇の皆様、今回は天気も良く艇も良く走って気持ちの良いレースを満喫されたことと思います。が、本部艇ASTO、時間的な余裕を楽しみ、ゆっくりランチでもとの目論見はもろくも崩れ去りました。マークボートキャサリン、警戒艇HARUMINのスタッフ及びみち艇のクルーも大いに苦労したようで、全員疲労困ぱい??? お疲れさま!強風好きなTeamASTOとしては参加艇の皆様が羨ましい限りです。記    (スタート・ゴール) コミティ担当ASTO 齋藤