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昨年度は大変な出来事がありました。3月11日、三陸沖を震源としたM9.0の地震が発生し、津波で多数の死傷者、行方不明者を出しました。さらに福島第一原発の放射能事故によって多数の方々が避難生活を強いられております。
あらためて亡くなられた方には謹んでご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

震災の後、東京ヨットクラブでも、会費の一部から、またレース参加者からは参加費の一部を義援金として拠出してきました。
TYCでは、このような活動を通じて1日でも早い被災地の復興を願っております。

さて、年が改まって平成24年(西暦2012年)、東北の復興も順調に進み、日本および世界経済も立ち直って希望に満ちた、いい年になる事を願うばかりです。
1992年(平成4年)3月、夢の島マリーナ開港後、その年の9月に東京ヨットクラブが発足しました。今年は夢の島マリーナ開港、東京ヨットクラブ設立20周年にあたります。

東京ヨットクラブは、経営母体でもありますスバル興業(株)殿との連携を深めながら、20年を一つの区切りとして、新しいクラブライフを創造していきたいと思っております。
今年は20周年Yearとして位置づけ、一つは家族みんなで楽しめるコミュニティークラブとして、パワーボート、ヨットを問わずマリーナを中心とした各種イベント、ショートクルージング等の企画を充実し、さらに近隣のマリーナ、ヨットクラブ殿との親交を深め、情報の交換・共有を図っていきたいと思います。

二つ目は、”スポーツ“としてのヨットレースを充実したものにするため、年間10戦行われているクラブレース・シリーズ戦の他に、人気のスバルザカップレース、昨年から始まった東京湾インショアレガッタ、さらに今年は東京湾ダブルハンドレースを企画しております。これらのレースを通してヨット人口の底上げに一役を担うものと考えています。

来年は東京国体の開催が予定されており、若洲沖がヨットレースの海面となっています。今年の9月にはプレ国体として本番のシミュレーションが予定されています。
さらに、2020年東京オリンピックの誘致が決定し、今年から準備に動こうとしています。オリンピックのヨット競技会場も若洲沖を予定しています。

普段TYCのクラブレースも若洲沖で行っていることから、レース運営、ホスピタリティーに関して各関係機関も東京ヨットクラブに期待するところが大であり、我々もヨット、パワーボートの方々を問わずこの大きなイベントを支援していきたいと思っております。
皆様のご理解とご支援をお願いいたします。

昨年は大きな震災が起こったことから、世の中全体が萎縮してしまいました。まだ震災後の爪あとが残っていますが、今年もTYCとして引続き被災地の支援をしていくと共に、東京湾から被災地に向けて応援メッセージを送り続けようではありませんか。

今年も安全第一を最優先に活動して行きたいと思います。
皆様の御安航をお祈り申し上げます。

平成24年 元日  東京ヨットクラブ会長  小島 正和