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(写真及び文章は、J-Sailing記事より転載させて頂きました。)

4月30日、ソフトバンク株式会社は一般社団法人関西ヨットクラブ(KYC)とともに、2017年に開催予定の第35回アメリカズカップに「ソフトバンク・チーム・ジャパン」として挑戦することを表明した。日本セーリング連盟は「ソフトバンク・チーム・ジャパン」のアメリカズカップ挑戦に協力する。

2015年4月29日、関西ヨットクラブとソフトバンク株式会社が契約を交わし、アメリカズカップに挑戦する「ソフトバンク・チーム・ジャパン」を立ち上げるとともにノーティス・オブ・チャレンジ(挑戦状)を提出した。

日本からのアメリアズカップ挑戦は2000年を最後に途絶えていたが、今回の挑戦表明により15年ぶりの挑戦復活となる。

チームの総監督を務めるのは早福和彦氏。早副氏はニッポンチャレンジ1995、ニッポンチャレンジ2000、ワンワールドチャレンジ2001~2003、BMWオラクルレーシング2003~2007に所属し、過去4回のアメリカズカップ挑戦経験を持つ。「今大会からレース艇の規格が変更されてデザインが均一化し、艇の設計・開発面での負担が減少し、新しいチームが参入しやすくなった。一方、これは、アメリカズカップが純粋にドライバーやクルーの操船技術や判断力などを問うレースになることを意味する。今後、強いチームを結成するということが急務になる」と当面の目標を語った。

チームは、今年7月英国ポーツマスで開催されるワールドシリーズへの参戦へ向け、英国領バミューダでトレーニングを開始する予定。なお、セーリングチームの陣容はまだ発表されていない。

また、日本セーリング連盟の河野博文会長は、「ソフトバンク・チーム・ジャパンのアメリカズカップへの挑戦は、2020年東京オリンピック開催に次ぐうれしいニュース。内外のヨット仲間から日本はどうしてアメリカズカップに出ないのかと聞かれて残念な思いをしていただけに、今回の挑戦を心から喜んでいる。この挑戦は日本のセーリング界の存在を改めて世界に知らしめるとともに、日本の多くの方々にセーリングの醍醐味を知っていただく機会になる。そして何より、早福総監督以下のこれからの挑戦やトレーニングのプロセスを通じて日本のセーラーのレベルが飛躍的にあがり、ひいては2020東京オリンピックにも追い風となってくれることを期待したい」と語った。